【書評】融けるデザイン

 

「融けるデザイン」を献本いただいたので、遅ればせながら書評を書かせていただきました。  

 

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

 

 

“ハード × ソフト × ネット 時代の新たな設計論” とのことで、まさにこれからのデザインについてデザイナー、エンジニア、生態心理学者とさまざまな切り口から深く論考されています。

 

UI / UX の話しに始まり、脱メタファとなるフラットデザインや、これからの IoT 時代のデザインまで、時にハイデガーギブソンを引用しながら、とても示唆に溢れた内容でした。

 

※ここまで書いて、真面目に話すと固くなりそうなので、思い切って漫画にしてみました。(実際の本はとても読みやすいです)

 

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 UI /UX を語ると論争が起こりやすいが、「道具が透明化されると、身体が拡張される」という体験の説明は、とても腑に落ちました。

 

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IoT や VR(Oculus Rift)など、これからのデザインについてしっかりと言及。"2D + 動き = 3D" とは?

  

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これからの世の中、メディアはインターネットにより、色々なインタフェースを持つ形態に。"デザイナーにデザインを任せるのはもったいない。そしてプログラマーにプログラムを任せるのはもったいない。" その時のデザイナーの仕事とは?プログラマーの仕事とは??

 

 個人的には、今までデザインについてなんとなく理解していたことや、疑問に思っていたことをしっかりと順を追って説明してくれているところが、とても良かったです。手元において、たびたび読み返すことになるであろう内容でした。

 


未来のデザイン / エンジニアリングのあり方に、興味のある方は必見の内容です!

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論

融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論